Annapurna Trekking概要

はじめに
記述内容に関しては正確であることを心がけていますが、間違いが皆無とは言いきれません。あくまで「参考程度」であり、各自において適切な判断をされるようお願いします。
Nepal Annapurna Trekking概要

97年秋にネパール(*1)のアンナプルナ(Annapurna)山域を周遊するルートを今村さん(*2)とともにトレッキングを行いました。このルートは東側のベシサハール(BesiSahar:820m)という町からマルシャンディ川(Marsyangdi Khola)沿いに上流へ向かい、トロン・パス(Thorung Pass:5416m)を超え、西側のルートではカリ・ガンダキ川(Kali Gandaki)沿いを下流に進んでベニ(Beni:830m)(*3)に至るルートです。<ルート図>
 高度の低い場所では半袖で汗だくになりながら登り、高所ではザックの中に入れてあったペットボトルの水がジャリジャリと凍るぐらいの寒さでしたが、ザイルやピッケルなどの登坂具を必要とせず(*4)、インナーヒマールの高度感ある山々を満喫できました。
 欧米人はかなりの人が(峠越えをするかはともかくとして)このルートを訪れており、宿泊施設もそれなりに整ってきているようです。日程(我々の場合、全行程で3週間弱)の都合などから日本人トレッカーはまだ少ないようなのでこのルートの雰囲気を伝えられたらと考えています。

(*1): ネパール王国 = 地球儀か中学校でもらった地図帳を見てください。インドの北、ティベット(中国)の南にある国です。
(*2): 私が所属している山岳会の人です。
(*3): 従来は車が入れるのはマルドゥンガ(Maldhunga)までだったようですが、ベニ(Beni:830m)まで(一応)車が通れる道が開通していたため、我々のトレッキングは当初のマルドゥンガでなくベニで終えることになりました。
(*4): 登攀具は必要としませんが、場所が場所なのである程度の体力や高山病に対する知識などそれなりの準備は必要です。実際、我々が行ったときも3人死んでいるようです。そのうちの一人は商用キャラバンに参加した現地のポーターの人で、現地のヒマラヤン・レスキューにトレッカーに注意を喚起する掲示がありました(後の二人は他人からの聞き伝えのみで未確認)。


<ルート図>

<出発>
<カトマンドゥ市内>
<バス移動:Kathmandu〜BesiSahar>
<1日目:BesiSahar〜Bahundanda>
<2日目:Bahundanda〜Tal>
<3日目:Tal〜Chame>
<4日目:Chame〜Pisang>
<5日目:Pisang〜Manang>
<6日目:Manang〜Yak Kharka>
<7日目:Yak Kharka〜Thorung Phedi>
<8日目:Thorung Phedi〜Muktinath>
<9日目:Muktinath〜Jomosom>
<10日目:Jomsom〜Marpha>
<11日目:Marphaでの休息>
<12日目:Marpha〜Ghasa>
<13日目:Ghasa〜Tatopani>
<14日目:Tatopani〜Beni>
<15日目:Beni→Pokhara>
<振り返って>


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