研究者総覧「情報知」
情報システム学専攻
- 氏 名
- 荻野 正雄(おぎの まさお)
- 講座等
- 情報ネットワークシステム論講座
- 職 名
- 准教授
- 学 位
- 博士(工学)
- 研究分野
- 計算力学 / 並列計算 / 大規模構造解析
研究内容
超並列計算環境向け数値解析技術
■ 研究の概要ものづくりの現場に役立つ大規模計算を目標に、計算力学を主な基盤として、大規模数値解析技術、高速化技術、および応用技術の研究を進めている。特に、マルチコアCPU、GPGPU、メニーコアなどの異種混在並列計算環境下における大規模疎行列操作の効率化について研究を行っている。
■ 研究テーマ
(1) 領域分割法に基づく並列有限要素法の開発
(2) 次世代計算機アーキテクチャ向け数値計算技術の開発
(3) 大規模計算に適した反復法の開発
経歴
- 2004年 九州大学大学院工学研究院学術研究員
- 2005年 九州大学大学院工学研究院助手
- 2007年 九州大学大学院工学研究院助教
- 2011年 名古屋大学情報基盤センター准教授
所属学会
- 日本機械学会, 日本計算工学会, 日本計算力学連合, 情報処理学会
主要論文・著書
- Large scale elasto-plastic analysis using domain decomposition method optimized for multi-core CPU architecture, Hiroshi Kawai, Masao Ogino, Ryuji Shioya, and Shinobu Yoshimura,Key Engineering Materials, Vols. 462-463, pp. 605-610, 2011.
- An Inexact Balancing Preconditioner for Large-Scale Structural Analysis, Masao Ogino, Ryuji Shioya and Hiroshi Kanayama, Journal of Computational Science and Technology, Vol.2, No.1, pp.150-161, 2008.
- Seismic Response Analysis of Nuclear Pressure Vessel Model with ADVENTRUE System on the Earth Simulator, Masao Ogino, Ryuji Shioya, Hiroshi Kawai, and Shinobu Yoshimura, Journal of The Earth Simulator, Vol.2, pp.41-54, 2005.