TOP > 研究科概要 > 専攻と附属センター

専攻と附属センター

専攻と附属センター

大学院 情報科学研究科は、基本理念を実現するために、5つの専攻計算機数理科学専攻情報システム学専攻メディア科学専攻複雑系科学専攻社会システム情報学専攻の博士前期課程(修士課程)及び博士後期課程、並びに附属組込みシステム研究センターを設置しています。

専攻

計算機数理科学専攻

計算機数理科学専攻では、情報科学の 基礎を支える理論計算機科学および数理 科学の教育・研究を行います。
情報に関連する数理モデルの構築と解 析を中心として情報科学を深く豊かに発 展させることを目標とし、数理科学的思考を身につけ、計算機科学及び情報科学 の応用と発展に中心的役割を果たせる高 度情報技術者・研究者を養成します。

情報システム学専攻

情報システム学専攻では、情報技術を利用して社会における利便性、安全性、快適性を向上させる様々な目的に添った情報システムを構築するための最適なハードウェア及びソフトウェアの構成を決定し、それらの設計、開発を目指す情報システム学の教育・研究を行います。また、集積回路技術や情報通信技術の目覚ましい発展に対応して、情報システム学の新しい展開を目指します。
次世代情報システムの設計と構築に適用できる原理と技術の教育・研究を行うことにより、実際の情報システムの設計・構築において指導的な役割を担える高度情報技術者及び情報システム学の発展を担える研究者を育成します。

メディア科学専攻

メディア科学専攻は、基礎科学、工学、認知科学を基幹とし、メディア科学の基礎理論と、その応用による知的システムの創造、及び人間の認知機能の解明を通して、情報化社会の発展に貢献し得る研究者と技術者を養成します。

複雑系科学専攻

複雑系科学専攻では、複雑系を解析するための革新的な方法論を開発する教育研究を行い、従来の要素還元論的方法ではない、モデル系を「つくることによって理解する」構成論的方法を発展させます。また、分散した要素の自己組織化に基づく情報システムをデザインする分散的方法を開拓し、構成論的思考、分散的思考による新しい発想が可能な優れた技術者、研究者を育成します。

社会システム情報学専攻

私たちの専攻では、広い学際的視点に立って、情報通信技術(ICT: Information Communication Technology)と社会とのよりよい関係をどのように築いていくかを探求しています。専攻のメンバーは、様々な分野をバックグラウンドとする他のスタッフと連携しながら、次のような研究を展開しています。ネットワーク技術を活用して社会における人々の活動や協調を支援するための研究、健全な社会を構築するための重要要素であるコミュニケーションに関する研究、ICT を活用したよりよい行政サービス及び地域コミュニティの構築を目指す研究、情報デザイン、哲学的見地からの情報学の基礎づけ、科学技術と社会の相互作用、情報技術者の倫理、社会に適合した情報基盤設計にかかわる研究。

附属センター

附属組込みシステム研究センター

各種の機器・機械に組み込まれてそれを制御するコンピュータシステムである「組込みシステム」の技術は、我が国のものづくり産業を支える極めて重要な技術となっています。 例えば、現在の自動車には各種の目的で数多くの制御用コンピュータが組み込まれており、組込みシステム技術は、自動車産業の発展のためにも不可欠なものとなっています。組込みシステム分野の技術と人材に対する産業界からの強い要求に応えるために、産学連携による組込みシステム技術の研究・教育拠点の形成を目指して、2006 年4 月に組込みシステム研究センター(NCES:Nagoya Univ. Center for Embedded Computing Systems)を設立しました。

このページのトップへ