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基本理念・教育・研究・あゆみ

研究科概要

基本理念

 情報社会の発展にともない、「情報」は今や物質やエネルギーと並んで人間社会を構成する重要な要素となっています。本研究科では、工学、自然科学、計算機科学、人文科学、社会科学、認知科学、生命科学など様々な視点から「情報」を捉え、「情報」を学問として体系づけるとともに、領域の融合による新分野の創出を目指しています。本研究科では、情報科学の理論及び応用の両面からの教育・研究を通して、その深奥を究め、高度の専門性が求められる職業を担うための深い学識及び卓越した能力を培い、文化の進展に寄与するとともに、情報科学の研究者、高度の専門技術者及び教授者を養成することを教育目的としています。また、本研究科では、情報科学の先端的研究遂行能力だけではなく、社会や文化の特性を理解し、社会的倫理観をも備えた人材を育成することを基本方針とし、様々な新しい試みを取り入れて総合的な教育・研究活動を行っています。

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教育

 情報に関する学問は、今後様々な学問領域と関わりを持ちながら発展していくと考えられます。そのため、本研究科は多様な学部・分野からの学生を受け入れ、情報科学の基礎から応用までをカバーする統合的な教育を目指し、以下のような教育を実践しています。

  1. 情報科学の主要分野の体系的・実践的な知識の教育
  2. 情報科学の深奥を究める高度な専門知識を能動的に学習するための教育
  3. 情報科学の新たな課題を探求する思考力と実行力を身につけるための教育
  4. 実社会の問題や要請を理解・分析できる力を身につけるための教育
  5. コミュニケーション能力・表現能力,情報社会における倫理・社会的規範の教育

 このように、本研究科では、情報科学の先端的研究遂行能力だけではなく、社会や文化の特性を理解し、社会的倫理観をも備えた人材を育成するような教育を推進しています。
 カリュキュラムもこれらの方針が反映された独自の内容となっています。情報科学修了者としての基礎を修得する研究科共通科目、専攻の学術的基礎を修得するコースワーク、文部科学省の「先導的IT スペシャリスト育成推進プログラム」の成果である産学連携による教育手法OJL や企業での研究開発業務を体験する機会を与える研究インターンシップなどの産学連携教育科目も用意されています。
 また、学生の視野を広げ、知識獲得の機会を増やすために複数指導教員制が採用されているなど、学生の持つ可能性を広げるような新しい教育に積極的に取り組んでいます。
 OJL: On the Job Learning

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研究

 本研究科は、領域の融合により組織された5つの専攻より構成され、新しい学問領域の開拓および発展を目指しています。その研究分野は以下に示す如く、極めて多岐に渡っています。

  1. 数理的体系化と計算モデル
  2. グローバリズムに対応可能な実践的システム
  3. 情報の表出・解釈による人間・機械の共生
  4. 自然、人工現象における個体間の相互作用
  5. 実社会と仮想社会の融合・整合による知識活動

 研究成果は国内外の権威ある学会の学術誌や大会で発表され、高い評価を受けています。受賞数や招待講演数が多いこともそのことを裏付けています。研究を遂行するための外部資金獲得にも積極的に取り組んでおり、科学研究費をはじめ、21世紀COEプログラム、受託研究など様々な外部資金獲得の実績があります。研究の裾野を広げるための施策として、学内他部局との協力はもちろんのこと、企業をはじめとする学外からの研究者を迎えた連携講座の設置、企業との共同研究等外部組織との連携を積極的に推進しています。その成果の一つとして、附属組込みシステム研究センターの設立が挙げられます。

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あゆみ

2003年4月
名古屋大学 大学院情報科学研究科発足
2006年4月
附属組込みシステム研究センター発足
2006年6月
外部評価実施
2007年4月
ITスペシャリストコース開講
2008年10月
後期課程10月入学開始

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現況調査表

  1. 教育[ PDF ]
  2. 研究[ PDF ]

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