研究プロジェクト
ここでは私が関わっている研究プロジェクトについて紹介します。詳しくはリンク先をご覧ください。
プロジェクトリーダーになっている、または一人でやっているプロジェクト
移動の哲学
人間にとって、社会にとって移動とはいかなる価値を持つのか、あるいは持ってきたのかを考え、そして未来のモビリティーのあるべき姿を構想するプロジェクトです。名古屋大学未来社会創造機構による未来社会創造プロジェクト「移動の価値とモビリティの未来」の助成を受けています(2019年度から2020年度まで)。
草の根リテラシー
情報技術が急速に発展している現代において必要な情報リテラシーとは何か、どのようにして市民のリテラシーを上げることができるかを学際的に探求するプロジェクトです。JSPS科研費JP19H00518「ポストトゥルースの時代における新しい情報リテラシーの学際的探求」の助成を受けています(2019年度から2022年度まで)。
Morality mod Science
科学的アプローチと工学的アプローチによって「道徳性とはいかなるものか」を考えるプロジェクトです。JSPS科研費JP16H03341「科学に基づいた道徳概念のアップデート」の助成を受けています(2016年度から2018年度まで)。
数学の言語行為論
数学的言明の意味を、言語行為的な観点から研究しようという取り組み。伝統的な数学の哲学とはかけ離れすぎていて哲学者にはあまり理解してもらえない。興味のあるかは下記をご覧ください。
- 「言語行為としての数学」(PDF)、応用哲学会第6回年次大会、ワークショップ「数学に対するオルタナティブアプローチ」、関西大学、2014年5月10-11日。
共同でやっているプロジェクト
人工知能と科学研究
人工知能やロボットが科学研究の現場医応用されることによって科学の実践がどのように変容するかを考える。メンバーの専門は哲学、人工知能、科学技術社会論。
ポジティブ情報学
名古屋大学情報学研究科の内部で2019年から始まったプロジェクト。情報技術を効率とか経済的利益のためだけではなく、人間のウェルビーイングのために役立てるにはどうすればいいかを考える。メンバーの専門分野は、計算社会科学、複雑系科学、人工生命、心理学、美学、哲学、倫理学。
マインドクライメート研究
異分野間の協働、学際研究はなぜ難しいのか、どうすればうまく協働できるか、という問題を様々な分野の研究者が寄り集まって学際的に考える。メンバーの専門分野は人工生命、データサイエンス、地球惑星科学、環境学、論理学、哲学、科学技術社会論、学問論など多岐にわたる。
人工知能の浸透した社会を考える
2014年から人工知能、科学技術社会論、社会学、生命科学、ヒューマン・エージェント・インタラクション、哲学、倫理学などの専門が集まって、人工知能が社会と軋轢を引き起こさずに受け入れられるためには何が必要かを考えている。日本における人工知能研究のオーラルヒストリーの収集や、実際に人工知能を導入している現場の取材などを行なっている。ウェブページこちら。
ロボットの応用哲学研究会
2010年に京都で始まった、ロボットに関連する哲学・倫理的な問題について勉強・研究する会。現在(2020年2月)も継続中だが、メンバーの本拠地がばらばらになってしまったのでたまにしか集まれていない。ウェブページも最近更新していない。
分担者になっている研究資金
- 誰もが自在に活躍できるアバター共生社会の実現(ムーンショット型研究開発事業 目標1、2020年12月-、代表:石黒浩)
- 本研究の一環としてアバター共生社会倫理セミナーシリーズを開催しています。
- 知識と推論に基づいて言語で説明できるAIシステム(戦略的創造研究推進事業(CREST)「信頼されるAIシステムを支える基盤技術」領域、2020年12月-、代表者:乾健太郎)
- 「人生の意味」と死の形而上学:分析実存主義の可能性とその批判的検討(科研費基盤B、2020-2024、代表:藏田伸雄)
- 「クルマ」と「自動化するクルマ」に対する社会的受容の包括的理解に向けた学際研究(科研費挑戦的開拓、2020年7月-2023年3月、代表:谷口綾子)
- 軍事研究を哲学する:デュアルユースの観点から(科研費挑戦的萌芽、2018-2020、代表:出口康夫)
- ケアの倫理から見る人とソーシャルエージェントの関係性とその社会的含意(平成28年度トヨタ財団助成特定課題D18-ST-0040、代表:西條玲奈)
- 日本の科学技術哲学の総合研究と国際化(科研費基盤B、H30-32、代表:直江清隆)
- インターネット研究倫理の構築――倫理問題の考察と倫理ガイドラインの提案(科研費基盤B、H30-32、代表:大谷卓史)
- 日本型「ロボット共生社会の倫理」のトランスディシプリナリーな探求と国際発信(科研費基盤B、H28-31、代表:神崎宣次)
- アクターネットワーク理論による構築的テクノロジーアセスメントの自動走行車への適用(H28-30、科研費挑戦的萌芽、代表:杉原桂太)
- 多様な価値への気づきを支援するシステムとその研究体制の構築(JST/RISTEX「人と情報のエコシステム」研究開発領域、H28-31、代表:江間有沙)
- 「人生の意味」に関する分析実存主義的研究と応用倫理学への実装(科研費基盤B、H28-30、代表:蔵田伸雄)
- シンギュラリティと人類の生存に関する総合的研究(科研費基盤B、H28-31、代表:戸田山和久)
- 古文書のウェブを目指して(科研費基盤B、H27-29、代表:林晋)
- 工学的関心に則したロボット倫理学の構築(科研費基盤C、H25-27、代表:本田康二郎)