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検証

 SONYのパンチルトカメラ EVI-D30 を用いて実空間に対して実験, 検証した.
 ユーザはカメラから得られる映像をもとに, 見たい物体を要求する. ユーザの要求は, 物体の特徴や他物体に対する位置関係 に定性的な表現を用いる.
 初期状態 $\rightarrow$「右を見よ」 $\rightarrow$「三角の下の円を注目せよ」 という手順で命令した.
 Fig.[*]は, 左がカメラからの入力動画, 右がそれに対して個々の物体の色, 形状, 位置を認知した データベース空間を示している. 5つの物体が検出され, 0から4の番号で ラベリングされている.
 Fig.[*]は「右を見よ」という 命令を受けた後の状態である. 右のデータベース空間に新たに発見された物体 が5, 6でラベリングされて加わっている.
 Fig.[*]は「三角の下の円を注目せよ」という命令を受けた 後の状態である. 右のデータベース空間では, 話題となった物体として 最適と認識された物体の番号がチェックされている. 複数ある円の中から, 3の三角の下にある4の円を的確に注目している.


  
図: Real-image(left) and coginitive space(right)
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\epsfile{file=conc1.eps,scale=0.45}
\end{center}\end{figure}


  
図: Detection new objects
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\epsfile{file=conc2.eps,scale=0.45}
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図: Focusing the object
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\epsfile{file=conc3.eps,scale=0.45}
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Yutaka Sugano 平成13年3月15日