2005年11月28日情報システム学専攻・集積システム論講座
高木研究室
情報システム学専攻・集積システム論講座・高木研究室「情報家電」や「ディジタル家電」といった言葉が、テレビニュースや新聞紙上を賑わしています。インターネットが一般家庭に広く普及し、テレビの地上波ディジタル放送も始まりました。パソコンはもちろん、テレビやDVDレコーダ、エアコン等々、あらゆる家電製品にマイクロプロセッサ(コンピュータ)が組み込まれています。近い将来、種々の家電製品がネットワークで繋がり、より快適な生活環境が構築されるようになります。これらの情報家電製品や携帯電話の中核をなすのが、マイクロプロセッサや信号処理プロセッサ、種々の専用回路や周辺回路を数ミリ角の半導体チップに集積した「システムLSI」です。このような集積システムの回路規模は、ほぼ1年半で2倍のペースで増大しており、その設計及び設計支援が重要な研究課題となっています。我々の研究グループは、集積システム設計における論理合成、動作合成レベルの設計技術、演算回路や暗号処理回路等の要素回路の設計等に、理論と実践の両面から取り組んでいます。また、ポスト半導体回路の有力候補である、超伝導単一磁束量子回路(SFQ回路)の設計及び設計支援の研究にも取り組んでいます。