2007年07月31日基盤研究公開セミナー
教育・研究用先端計算機システムの紹介
3月5日(月)、IB電子情報館において、基盤研究公開セミナーを開催しました。
このセミナーは、設立後4年を経た同研究科の教育研究活動を広く一般の方々に紹介することを目的として、昨年度に引き続き開催されたものです。今回のセミナーでは「人間と機械をつなぐ」を全体テーマとして、2名の同研究科教員による講演が行われ、およそ50名の参加がありました。
セミナーでは、初めに、高浜盛雄情報システム学専攻教授による「制御システムの限界は、何できまるか?」と題する講演が行われ、制御システムの歴史や制御理論の変遷を含めて、最近のH∞制御理論を含むロバスト制御理論の解説がなされるとともに、飛行制御システムを例に最近の研究成果が紹介されました。続いて行われた武田一哉メディア科学専攻教授による「自動車との対話」では、近年、期待が高まっている人間と機械とのインタフェースとしての音声言語の利用について講演が行われました。自動車内での対話音声データベースの収集・利用や音声信号処理における雑音の抑圧技術が、動画や実演により紹介されました。どちらの講演でも、終了後、一般の方からも質問がなされるなど、充実したセミナーとなりました。