2005年06月21日教育・研究先端計算機システム
教育・研究先端計算機システムのご紹介
・システム概要
情報科学研究科の「情報に関する総合研究教育」の支援を目的として、2005年4月に下記の様々な教育・研究分野を包括する先端計算機システムが導入されました。
このシステムのマニュアル等の情報はこちらにあります。…
- クラスタ計算機
- SMP計算機
- 3次元入出力
- 信号計測
- マルチメディアコミュニケーション
- マルチメディアコンテンツ作成
- ロボット
- 文書管理
- ネットワーク教育
・システム全体接続図
・サブシステム概要
サブシステムは、以下の9つのシステムから構成されています。
- 高速計算機群A
- 高速計算機群B
- サーバ群
- 信号計測装置
- 3次元情報入出力装置
- 文書管理システム
- マルチメディアコミュニケーションシステム
- マルチメディアコンテンツ製作支援システム
- ロボット演習システム
・高速計算機群A-HP ProLiant DL360 G4 クラスタシステム-
システムの目的
- インターコネクトの違いによる最適プログラム開発の研究
-研究室では実現できない大規模並列計算
-InfinibandとMyrinetは16ノードに搭載 - Gigabitは全48ノードに搭載
・システム構成
- 48台のDL360 G4で構成されるクラスタ
- 1台あたりIntel Xeon 3.2GHz/1MB 2基と2GBメモリ搭載
- インターコネクト:Infiniband, Myrinet, GigaEther
- OS:RedHat Linux
- クラスタ構築・運用ツール群:Rocks Cluster Toolkit
・高速計算機群B
システムの目的
- 共有メモリ型と分散メモリ型(クラスタ)という2種類の計算機による大規模計算
特長
- 高速かつ使いやすい計算機環境
- OS上は単一システム(SSI)であり全てのメモリ空間を共有
- ハードウェアリソースを高速なバスで接続
- プログラミングは容易
- 並列スケーラビリティの向上化が容易
ソフトウェア
- 計算機化学シミュレーション
Games, Charmm, Gaussian03, Material Studio - 熱力学シミュレーション
Phoenics - 流体シミュレーション
SCRYU/tetra, Fluent - 各種プログラム
・サーバ群
システムの目的
- 研究科全体のサーバ機能の提供
- DNSサーバ(ホスト名とIPアドレス解決)
- Webサーバ(WWWホームページ)
- メールサーバ(送受信メール)
- 認証サーバ(LDAPユーザ認証)
- ファイルサーバ(ホームディレクトリ提供)
- バックアップサーバ(PC上フォルダの自動バックアップ)
- バーチャルドメインサーバ(仮想Web・DNS・メールサーバ)
・信号計測装置
システムの目的
- 車両および操作に関する各種データを採取・記録
- 車両運転状態計測用センサ
- 運転者状態計測用センサ
- データ記録装置
センサ及びマイクロフォンで収録された音声信号とカメラで記録された映像データを同期して収録 - データモニタ機能
センサで検出された各種データを選択してオシロスコープにて波形を確認、およびマイクで収録した音声を選択してヘッドフォンにて確認 - 三次元位置計測装置
運転者の腕や手の指などの動作状況を数値化 - 計測車両
被測定者2人及び測定者1人の計3人を乗せ約1時間の計測
・3次元情報入出力装置 - 3D wand(3次元形状計測装置)-
システムの目的
ラインレーザポインタにLEDの設置された対物スキャナ装置とPCに高速ケーブルで接続されたカメラ1台からなるアクティブ方式の装置による3次元計測
- スキャナが単体であるため設置や計測方向などの自由度が高い。
システムの効果
- 体の一部を簡単・高速・確実にテクスチャ画像付で計測可能
・3次元情報入出力装置 - 圧力センサ(体圧測定)-
システムの目的
- 圧力分布とその移動を記録
・3次元情報入出力装置 - Dimension 3D Printer(3次元形状出力装置)-
システムの目的
- 自ら設計したものを手軽に素早くモデル化
- モニター上だけでは分からない設計上の検証(形状確認)
- モデル同士を組合せ、実際にアセンブリ(組付け確認)
- リアルモデルを利用した様々な解析(テストモデル)
・文書管理システム
システムの概要・目的
- 紙ベースのドキュメントの効率的な「ペーパーレス機能」
- 共有文書のネットワーク化による「情報の共有機能」
- 目的の情報へ効率よくたどりつくための「検索機能」
- 複合機やスキャナーで紙文書を「ワンタッチスキャン機能」
・マルチメディアコミュニケーションシステム
システムの目的
- ネットワーク経由での遠隔講義等を実現
- 講義内容をPC端末から視聴
・マルチメディアコンテンツ制作支援システム
システムの目的
- 各先生が所有する映像コンテンツの蓄積・共有
- 蓄積された映像コンテンツの活用
- 映像コンテンツの編集、およびメタデータ入力の省力化
システムの効果
- 分散管理されていた映像コンテンツの共有化
- 新たな映像コンテンツの容易な制作
- 学生への学習機会の提供
・ロボット演習システム
システムの目的
- コミュニケーション研究への活用
-人とのスキンシップや会話によるコミュニケーション研究
-画像認識、音声認識など認知技術の研究
-自律思考や自律動作の研究など
システム構成
- Robovie-R ver.2(6体)
・ヒューマノイド型ロボット - RobovieMaker(一式)
・Robovie-R ver.2のポーズ/モーション作成ソフトウェア - Robovie-R ver.2 SDK(一式)
・Robovie-R ver.2用アプリケーション開発ライブラリ