2012年08月17日第7回情報危機管理コンテストで優勝,経済産業大臣賞を受賞

2012年5月24日から5月26日に和歌山県白浜町で開催された第7回情報危機管理コンテスト(第16回サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム併設)において、本研究科のチームが優勝し経済産業大臣賞を受賞しました。

  • 経済産業大臣賞

本コンテストは、学生はサーバとネットワークの運用保守を委託された仮想の企業の社員という設定で、委託元企業のサーバやネットワークへのサイバー攻撃(例えば、不正侵入、マルウェア感染、SQLインジェクションなど)によるトラブルへの解決能力を競うものです。 コンテストでは、現実に発生したサイバー犯罪を元にシナリオ化されたサイバー攻撃が行われます。 このため、マルウェア感染といった単体の事象ではなく、複数の事象とそれに伴うサーバやネットワークの異常動作が複雑に絡み合った課題を解き、どのようなシナリオであったかを特定させます。 一つのシナリオを2~3時間以内に解決しなければならないなど、情報セキュリティ、サーバやネットワークの構築と運用に関する幅広い知識と高度な解析能力が求められます。

さらに、シナリオ進行中に、コンピュータに詳しくない委託元の社長や社員、委託元企業の取引先や顧客(一般的な市民)などから電話や電子メールによる問い合わせが頻繁に割り込む、シナリオ終了後に委託元に事故対応報告書を提出するなど、単なる技術力だけでなく、柔軟な対応能力も重要な評価となる、実戦的な競技となっています。

参加メンバー
鐘   揚(情報システム学専攻 博士前期課程2年 高倉研究室)
青山 桃子(情報システム学専攻 博士前期課程2年 高倉研究室)
長谷川皓一(情報システム学専攻 博士前期課程1年 高倉研究室)
廣野 壮志(工学部電気・電子・情報工学科 4年 高倉研究室)

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