人の動作の同期性、同期から遅れ時間を定量的に調べるために、
まず、一連の振り付け動作の練習前と練習後を撮影し、人の局所動作である
手の動きを追跡してみました。
ここでは、左手に緑の手袋、右手に青の手袋を装着してもらい、その手袋の色を追跡しました。
追跡画像のワンショットです。
この時に得られた、動作の練習前後での相互相関の変化が、次の図です。
練習の成果が出ていますね。
この方法では、身体の一部の同期性のみが運動の判定に扱われます。
次に、全体動作の同期性について判定する方法について考えました。
別のアプローチとして、身体全体のオプティカルフロー
の類似度を用います。
オプティカルフローを用いた解析画像のワンショットです。
雑踏の群衆の動きに対しても、オプティカルフローで群衆を特定てみました。
各方向に進む群衆を、色分けして表示しています。
群集の移動軌跡を可視化し、特異な行動をしている人物を検出しています。