これまでに、「渦」を中心に、鳴戸の渦、木星の大気循環渦から、 乱流現象、粘性散逸に関わる渦までの、幅広い「渦」の使われ方の整理を行い、 日常生活から学術的議論にいたる、 渦についてのオントロジを構築してきました。
また、工学系の問題には、作用要素単位としての構成部品が陽に区別でき、 それらを結び付けた形式で表される種類のものが多くみられることに注目し、 構成論的な問題機能の構築を、オントリジを用いながら進めてきました。 そこでは、問題ごとに用意しした一律なルールによる知識表現とは異なり、 要素単位自体に独立した知識、解決機能を持たせた実在的な形式により、 この種の問題を表す汎用モデルの開発を行なっています。