人であれば、相手がいつ会話や仕種を初めて、いつ終えたのか、 経験的に簡単に理解できますが、コンピュータは、この区別が 簡単にはできません。 何気ない画像列の中から、意味のある仕種を見出し、 その意味を理解すことも、 コミュニケーション成立のための重要な要因です。 HMM などを用いて、この仕種の切り出し、同定を行っています。
また、仕種をつなげた一連の行動を認識することは、 「怪しい行動」の発見のためのセキュリティに役立つでしょう。 さらに、これから当該人物が行おうとしていることを、 コンピュータが理解するためにも有用です。 この仕種のトレースから広がる、 いつでもどこでも見守っていてくれるコンピュータ環境の構築を行っています。