(学内:渡辺研究室向け)スキャナの使い方

X68000に接続されているハンディ・スキャナではモノクロ256階調(200dpi)の取り込みができます。ウィンドウズ上のコンバータでJPEG形式に画像ファイルを変換できます。以下に使い方の概要を示します。

1.電源ON
 本体下部の中央にあるオレンジのスイッチを押して電源を入れてください。電源ON後、スキャナ読み取り用のソフトが勝手に起動します。
 モニターは、左下の「BNC/D-SUB」というスイッチを押せば画面を切り替えることができます。
(注意)古いパソコンなので、動作は緩慢です。のんびりいきましょう!

2.画像の取り込み
 「f2取込」で画像の取込みができます。「範囲内取込」は「f1範囲」で指定した領域分、「自由長取込」では最大の大きさまで取込みができます。
 どちらかを選択すると、ハンディ・スキャナのランプがつくので、スキャナのスタート・スイッチを押して取込みを始めてください。
(注意)取り込み速度が速すぎると赤のLED(速度警告灯)がつくので、ゆっくりスキャンしてください。

3.画像の調整(1)
 取り込んだ画像を回転させるには「f4編集」の機能でできます。
(注意)モニターに表示されている画像は、実際より少し左右が圧縮された感じになっています。

3.画像の調整(2)
 取り込んだ画像のトリミング(余分な部分の切り取り)は、範囲を指定している枠を移動して決めます。枠線の部分にマウス・カーソルを移動するとカーソルが四角くなります。この時は枠線全体を移動できます。
 枠線のサイズを変更する場合は、枠線の角の部分にマウス・カーソルをもってゆきカーソルが矢印になった状態でドラッグすればO.K.です。

4.画像の保存
 「f6多値」の「ファイル書込」でファイルの書き込みをしてください。この時、ファイルの形式を*拡張Image Photo形式*にしておかないと後でJPEG形式に変換できません。
 拡張Image Photo形式で保存すると拡張子が「*.IPX」となるはずです。

5.ファイルの移動
 スキャナ読み取りのソフトを終了すると「A:\PHOTO>とプロンプトがでるので、Eドライブの3.5インチへファイルをコピーしてください。

例) A:\PHOTO>copy ファイル名.IPX e:

 (注意)「ディスクが入っていません。」という類のエラーメッセージが出ることがありますが、そんな時は「A:中止」をしてもらって、再度copyコマンドを実行してもらえば、問題ありません。

 Eドライブの3.5インチは1.44MBフォーマットが使えないので、1.2MBフォーマット(yueyueのWin95では読み書き可能)か、720KBフォーマットのディスクを使ってください。
置いてある青と黄色の2枚のフロッピーは720KBフォーマットで自由に使ってもらって結構です。(多分)どの機械からも読めると思います。LHAで圧縮もできますが、圧縮にもかなりの時間がかかります。

6.ファイルの変換
 読み込んだファイル(*.IPX)をWindows95かNT上で、ipx2jpegというコンバータを使ってJPEGファイルに変換してください。
 ipx2jpegを起動するとダイアログが開きます。「FileRead」ボタンでファイルを読みこみ、「Convert」ボタンを押せば同じファイル名で拡張子が「JPG」となったファイルが作られます。
 ダイアログの下にあるスライドバーで画像の品質を指定できます。デフォルトでは100で、画質が良い分ファイルサイズもでかくなります。
 ipx2jpeg.exeはyueyueのC:\toolsに入れてあります。

7.電源OFF
 最後に正面オレンジのスイッチを押して電源を切ってください。


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