PCの画面を動画でキャプチャしたい!!



PCの画面全体をキャプチャして動画に落とすことができればプレゼンの時にすごく便利ですよね.でも画面をデジタルビデオカメラで撮ると横じまが入ってしまうし、画質もそれほどよくありません。

まず第一の方法としてビデオ出力機能付きのGAカードにビデオ出力することを試してみました.

「ASUS AGP-V3000」というビデオ出力端子付きビデオカードを利用しましたが、PCとテレビの解像度の違いは大きく、ビデオ出力すると文字がつぶれてしまい、ほとんど解読不能となってしまいます。

第二の方法として画面全体をキャプチャするソフトを探すことにしました。

Web を検索するとPCの画面の一部を動画でキャプチャするソフトとしてAviRecがありますが、これだと 800 x 600 の解像度ではメモリ不足の為画面全体をキャプチャすることができません。

次に岩本一樹氏による Burning Shotを試してみました.

AviRec と比較して使い勝手は良いと感じました。AviRec の場合、キャプチャ範囲が広かったり、フレームレートが高かったりの理由で、マシンがキャプチャ速度に追いつけない場合、エラー表示してキャプチャできませんが、Burning Shot はコマ落ちはするものの、とりあえずキャプチャしてくれます。

しかし、私の環境(Celeron 500MHz, Memory 256MB,IDE HD)ではHDに書き込む際のボトルネックにより(推測)マウスの動きがかなりカクカクしてしまい、とても見にくくなってしまいます。

したがって、HDへの書き込みが相当早い環境でないと人に見せられる品質の動画を作るのは難しいだろうと感じました。

この手の用途として一般的に良く使われているのはロータスのScreenCamというソフトだそうです.ロータスOfficeに入っておりパッケージソフトなので安定しているし、何より作成したファイルが小さくて良いそうです.

しかし手元にロータスが無い(と思い込んでいた)ので更にWeb で調べてみると、「教材用ムービー作成上の覚え書き」というページにいろいろなムービー作成用ソフトが紹介されており、MicroSoft からも 「CamCorder」 というソフトがリリースされているのが分かりました.

CamCorder は Office にパッケージングされており早速手元にある Office から CamCorder をインストールしてみました。

Windows2000 マシンでセットアップしたところ、

  「このソフトは Windows95 以外では動作しません」

という何とも悲しいエラーのため動作しませんでした。

それじゃ、ということで Office2000 の CamCorder に期待してインストールしようと思ったのですが、ここにあるように Office 2000 にはパッケージングされていないようです。

また、CamCorder は Windows98 には正常にインストールでき実行できますが、Windows 98 SE にはインストールはできるものの、録画した画面を再生しようとすると以下のエラー表示が出て再生できず、AVIにもEXE形式にも保存できません。

「MMSYSTEM275 指定したファイルが見つかりません。
パスとファイル名が正しいか確認してください」

さらに、正常にインストールできる Windows98 も、ここにあるように、EXE形式には正常に保存
できるものの、AVI 形式に保存すると画面が真っ黒になってしまいます。再生できないだけではなく、MediaStudio Pro などで編集しようとしても、真っ黒で編集できませんでした。

上のアドレスを見ると、「AVIが真っ黒で再生できない」というクレームに対し、「EXE形式にして保存しろ」と答えるところが、いかにもMicroSoft らしいですね。EXE形式にしたら編集できないじゃないの。それでも「AVI形式ファーマットで出力できる」って宣伝するんだからある意味すごい会社かも。

ロータスの ScreenCam


ロータスの「SuperOffice 2000」が手に入ったので、ScreenCam を使ってみました。こちらは Windows98 SE でも正常にインストールでき、AVIにもEXEにも正常に保存でき再生できました。カーソルもスムーズに動くし、ファイルサイズもかなり小さくなります。

解像度 1024 x 768 の全画面を10秒間位キャプチャしてEXE形式のファイルサイズが 1.5 MBくらいというのはものすごい圧縮率だと思います。

そこで、いたずら心で mpeg 動画を再生して全画面をScreenCam でキャプチャしてみました。

はじめ mpeg 動画を再生したものをキャプチャして再生してみると、mpeg 動画の部分が真っ黒になって表示されませんでした。

これはビデオカードのアクセラレータ機能のためで、画面のプロパティからハードウェアアクセラレータを無しにすると動画もキャプチャできるようになりました。でも、EXE形式のファイルサイズは大きくなってしまいます。ド素人である私の推測では、画面の差分を取ることにより圧縮率を上げているため、動画などリフレッシュする部分が多い場合はファイルサイズが大きくなるのだと思います(勝手な思い込み)。

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